VLOOKUPでエラーを非表示にするIFERROR活用法|Excel初心者が必ずつまずく問題を一発解決
ExcelでVLOOKUPを使い始めたばかりの頃、こんな経験はありませんか?
- 検索値が空白だと「#N/A」が出る
- データがまだ登録されていないだけなのにエラー扱いされる
- 表全体がエラーだらけで、業務資料として使いづらい
- 「壊れているのでは?」と不安になる
実はこれ、VLOOKUPを業務で使う人のほぼ全員が一度は経験する壁です。
しかもこのエラー表示、
確認・修正・説明に意外と時間を取られ、
業務効率を下げていく原因 になります。
この問題を一瞬で解決してくれるのが
IFERROR(イフエラー)関数 です。
IFERRORを組み合わせるだけで、
- エラーを別の表示に置き換えられる
- 表が一気に見やすくなる
- 未入力データがあっても壊れない表が作れる
という実務でそのまま使えるExcelになります。
この記事では、
「VLOOKUPの式はそのまま、エラーだけを整える」
という業務改善に直結する使い方を、
画像なし・文章だけでやさしく解説します。
■ なぜVLOOKUPはエラーを出すのか?
まず前提として知っておきたいのが、
VLOOKUPはエラーを出すのが正しい動作 だという点です。
VLOOKUPは、
「指定した値が見つからないと、正直に“見つかりません”と返す」
関数です。
その結果として、最もよく表示されるのが
「#N/A(該当なし)」
また、列番号の指定ミスなどがあると
「#VALUE! 」
などのエラーが出ることもあります。
Excel的には正しい動作ですが、
人が見る表としては非常に不親切 ですよね。
そこで使うのが IFERROR です。
■ IFERROR関数は「もしエラーなら〇〇する」関数
IFERRORの役割はとても単純です。
構文は次の通りです。
=IFERROR(式, エラー時の表示)
文章にすると、
「この数式を実行して、もしエラーが出たらこちらを表示してね」
という意味になります。
覚えるのはこの考え方だけでOKです。
■ VLOOKUPとIFERRORを組み合わせる基本形
まず、通常のVLOOKUPを確認します。
=VLOOKUP(D2, A:B, 2, FALSE)
この式は、
- D2の値をA列から探す
- 見つかった行のB列の値を返す
という意味です。
ここで、検索値が見つからないと
セルには「#N/A」 が表示されます。
これをIFERRORで包みます。
=IFERROR(VLOOKUP(D2, A:B, 2, FALSE), "")
意味はこうです。
「VLOOKUPを実行して、エラーが出たら空白にしてね」
これだけで、エラー表示は完全に消えます。
業務表では「空白表示」が最適な理由
IFERRORの2つ目の引数には、
好きな文字を指定できます。
例えば、
"未登録"
や
"該当なし"
と表示することも可能です。
ただし、業務で使うExcel表では空白表示(””)が最も無難 です。
理由は、
- 表全体がスッキリ見える
- 後続の計算や集計に影響しにくい
- 入力途中のデータでも表が壊れない
からです。
特に、
これから入力される予定のデータを扱う表 では、
空白表示が業務効率と保守性を高めます。
■ 実務でよくある使用シーン
IFERRORとVLOOKUPの組み合わせは、
次のような業務で頻繁に使われます。
- 顧客IDを入力 → 顧客名が自動表示される
- 商品コードを入力 → 商品名が即反映される
- 社員番号を入力 → 所属部署が表示される
- 入力途中のフォームでもエラーが出ない管理表
エラーを表示しないだけで、
確認作業や問い合わせが減り、属人化防止にもつながります。
■ よくある初心者ミスと対策
① IFERRORの位置を間違える
❌誤った例
=VLOOKUP(IFERROR(D2)"", A:B, 2, FALSE)
⭕正しい例
=IFERROR(VLOOKUP(D2, A:B, 2, FALSE), "")
👉 VLOOKUP全体をIFERRORで包む
これだけ覚えておけば問題ありません。
② 本来直すべきミスまで隠してしまう
IFERRORは便利ですが、
本当に直すべきミスまで隠してしまう ことがあります。
- 範囲指定が間違っている
- 列番号がズレている
こうした場合は、
一度IFERRORを外してエラー内容を確認する習慣をつけましょう。
■ 小さな成功体験:3分でできるミニ課題
以下の表を想像してください。
【A〜B列:商品マスタ】
| 商品コード | 商品名 |
|---|---|
| A001 | ノート |
| A002 | ペン |
D2セルに商品コードを入力し、
E2セルに商品名を表示します。
E2セルの式はこちら。
=IFERROR(VLOOKUP(D2, A:B, 2, FALSE), "")
- A001 → ノート
- A002 → ペン
- 空白 → 何も表示されない
この動きが確認できれば成功です。
■ IFERRORを覚えるとExcel業務が楽になる理由
IFERRORを使えるようになると、
- エラー表示に怯えなくなる
- Excel表が一気に「実務レベル」になる
- VLOOKUPへの苦手意識が消える
- 引き継ぎしやすいExcelが作れる
- 次の関数学習(IF・SUMIFなど)が楽になる
という効果があります。
特に、
「エラー=失敗」ではなく、Excelからの正直な通知
だと理解できることです。
■ まとめ:VLOOKUPにはIFERRORを“セット”で使おう
最後に、重要ポイントをまとめます。
- VLOOKUPは見つからないと 「#N/A」を返す
- IFERRORでエラーを別の表示に置き換えられる
- 基本形はこれだけ
=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE), "") - 表をきれいに見せたいなら必須テクニック
- MOS初心者の「脱エラー恐怖」に効果絶大
- 業務表では空白表示が扱いやすい
- エラー非表示は業務効率・属人化防止に効果的
VLOOKUPを使うなら、
IFERRORは必ずセットで覚えたい関数 です。
ここまでできれば、
あなたのExcelスキルは確実に
「作業用」から「業務改善用」へ一段階上がっています。
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