ChatGPTに自分のレベルに合ったExcel問題を作ってもらう方法
Excelを勉強しようと思って問題集を開いたら、
「いや、いきなり難しくない?」
となったことはないでしょうか。

逆に、初心者向けの問題を探したら、
「さすがにこれは簡単すぎる……」

となることもあります。
Excelは、人によって「できること」の差がかなりあります。
文字入力はできる。
SUM関数もなんとなく分かる。
でもIF関数になると怪しい。
そんな「初心者と中級者の間みたいな状態」だと、ちょうどいい練習問題を探すのが意外と面倒です。
そこで今回は、ChatGPTに問題そのものを作ってもらいます。
しかも、ただ「Excelの問題を作って」と頼むのではなく、**自分のレベルに合わせてもらう方法を試してみます。
とりあえず「Excelの問題を作って」と頼んでみる
まずは難しく考えず、ChatGPTにこう入力してみます。
ChatGPTへの入力
Excelの練習問題を作ってください。
すると、たとえばこんな問題が返ってくるかもしれません。
ChatGPTの回答例
次の売上表があります。
A列:商品名
B列:単価
C列:販売個数
D列に売上金額を求めてください。
また、SUM関数を使って売上金額の合計を求めてください。
お。
ちゃんとExcelの問題になっていますね!

「これでいいじゃん」と思うところですが……。
少し困るところがあります。
この問題が、自分にとって簡単なのか難しいのか分からない。
SUM関数をすでに何度も使ったことがある人なら、ちょっと物足りません。
逆にExcelをほとんど触ったことがない人なら、
「D列って何?」
「関数ってどこに入力するの?」
となるかもしれません。
ChatGPTは、こちらが何も伝えなければ、こちらのExcelレベルまでは分かりません。
「初心者です」だけでは、ChatGPTには難易度が分からない
だったら、そこを少し教えてみましょう。
「できること」を先に伝えてみる
ここで大事なのは、
「私はExcel初心者です」
だけで終わらせないことです。

初心者といっても幅があります。
Excelを今日初めて開いた人も初心者ですし、SUM関数なら使える人も初心者と呼べます。
そこで、今できることを具体的に書きます。
たとえばこんな感じです。
ChatGPTへの入力
Excelの練習問題を5問作ってください。
私のレベルは初心者です。
できること:
・セルに文字や数字を入力できる
・足し算、引き算ができる
・SUM関数は使える
まだ苦手なこと:
・IF関数
・絶対参照
・表から必要な情報を探す関数
簡単すぎず、少し考えれば解けるくらいの問題にしてください。
ここで出てきた「絶対参照」は、数式をコピーしても参照するセルを固定する方法です。
たとえば「$A$1」のように「$」を付けて使います。
そして「表から必要な情報を探す関数」にはXLOOKUPなどがあります。
XLOOKUPは、表の中から条件に合うデータを探して取り出す関数です。
名前はちょっと難しそうですが、今回は知らなくても大丈夫です。
この頼み方にすると、先ほどよりかなり状況が変わります。
回答例
問題1
A2に商品価格「1200」
B2に個数「3」が入力されています。
C2に合計金額を表示してください。
問題2
A列に5人分のテスト点数があります。
80点以上なら「合格」
80点未満なら「再テスト」
とB列に表示してください。
IF関数を使ってみましょう。
今度はかなり「練習問題」らしくなりました。

問題1は知っている操作の復習。
問題2では、まだ苦手なIF関数が出てきています。
IF関数とは、条件によって表示する内容を変える関数です。
つまり、
「80点以上だったら合格。それ以外なら再テスト」
という判断をExcelにさせられます。
「初心者です」だけでなく、できること・苦手なことまで伝える
ここまで伝えると、ChatGPTが問題の難易度をかなり合わせやすくなります。
でも……答えをすぐ見せられると練習にならない

ここでもう一つ問題があります。
ChatGPTに問題を作ってもらうと、場合によっては問題の直後に答えまで書いてくれます。
たとえば、
問題:
80点以上なら「合格」と表示してください。
答え:
=IF(A2>=80,"合格","再テスト")
……いや、答え見えちゃってる。
これでは自分で考える前に、視界に入ってしまいます。
生徒
「答えは欲しいんですけど、最初から見せないでほしいです」
先生
「だったら、それもそのままChatGPTに伝えてしまえばOKです」
ChatGPTへの指示を少し追加します。
問題だけを先に出してください。
答えと解説は、私が「答えを教えて」と入力するまで表示しないでください。
これだけです。
答えはすぐ見せず、「問題だけ先に」と頼む
自分で考える時間を作りたいなら、ここはかなり大事です。
「5問作って」より「1問ずつ」のほうが使いやすいかも

最初は5問まとめて作ってもらいました。
でも、実際に勉強してみると少し気になることがあります。
1問目は簡単だった。
2問目もちょうどいい。
ところが3問目から急に難しい。
…こういうことがあります。
ChatGPTは問題を作れますが、こちらが実際にどこで詰まったかは、解いている途中で初めて分かります。
だったら、まとめて5問作ってもらうより、1問ずつ出してもらうほうが調整しやすそうです。
Excelの練習問題を1問ずつ出してください。
私が回答したら、
・正解かどうか
・もっと簡単な方法があるか
・間違っていた場合は、どこで考え方がズレたか
を初心者向けに説明してください。
正解できたら、次の問題は少しだけ難しくしてください。
間違えた場合は、同じくらいの難易度の問題をもう1問出してください。
これはなかなか便利です。
5問まとめてより、1問ずつ出してもらうと調整しやすい
一発で難易度を決めるのではなく、回答を見ながら次の問題を変えてもらうわけです。
間違えたとき、「答え」より先にヒントをもらう

ここまででも使えます。
でも、もう一段だけ変えてみます。
問題が分からなかったとき、
すぐ答えを見る。
これは楽です。
ただ、それだと
「ああ、そういう式なのね」
で終わってしまうことがあります。
そこで、最初は答えではなくヒントだけ出してもらうようにします。
私が「分からない」と言った場合も、
すぐに答えは出さないでください。
最初はヒントを1つだけ出してください。
それでも分からなければ、もう少し具体的なヒントを出してください。
私が「答えを教えて」と言ったときだけ答えを表示してください。
たとえばIF関数の問題で止まったとします。
問題
A2にテストの点数が入っています。
60点以上なら「合格」、
それ以外なら「不合格」
とB2に表示してください。
ここで、
分からない
と入力。
すると、
ヒント:
今回は「条件によって表示内容を変える」ので、
IF関数を使います。
「A2が60以上か?」という条件を作ってみてください。
と返ってきます。
まだ答えそのものはありません。
「分からない」=すぐ答え、ではなく、まずヒントを出してもらう
これだけでも、ただ答えを見る勉強よりかなり「考える時間」を残せます。
実は「初心者です」より伝えたほうがいいこと

ここまで試して分かったのは、
ChatGPTにExcel問題を作ってもらうとき、
「初心者です」
だけでは情報が少ない、ということです。
それより、
何ができて、何ができないか
を伝えたほうが問題の難易度を合わせやすくなります。
たとえば、
SUMは使える
IFは名前だけ知っている
VLOOKUPは使ったことがない
表作成はできる
グラフはほとんど作ったことがない
こんな書き方で十分です。
さらに、
仕事で使いそうな問題にしてください
と加える方法もあります。
「何を知っているか」だけでなく、「どんな場面で使いたいか」も伝える
すると、問題の内容まで自分向けに変えやすくなります。
まずはここから使えるコピペ用テンプレート
あなたはExcel初心者向けの練習相手です。
私の現在のレベルは以下です。
【できること】
・セルへの文字、数字入力
・足し算、引き算、掛け算
・SUM関数
【少し苦手】
・IF関数
・絶対参照
【まだ分からない】
・XLOOKUP
・ピボットテーブル
私のレベルに合ったExcelの練習問題を1問ずつ出してください。
できれば、事務仕事など実際の仕事でありそうな内容にしてください。
ルール:
・問題は1問ずつ出す
・最初は答えを表示しない
・私が回答したら正解か確認する
・間違っていても、最初は正解を表示せずヒントを出す
・正解できたら次は少しだけ難しくする
・間違えたら同じくらいの難易度でもう1問出す
・難しい用語を使う場合は短く説明する
最初の問題を出してください。
問題を作ってもらうより、「自分に合わせて調整してもらう」と考える
ここが、今回いちばん大事なポイントです。
今日やるなら、まず1問だけ

全部覚える必要はありません。
まずはChatGPTに、
私のExcelレベルに合った問題を1問だけ出してください。
私が今できるのは、
文字や数字の入力とSUM関数くらいです。
答えはまだ表示しないでください。
と送ってみてください。
簡単なら、
もう少し難しくして
難しければ、
もう少し簡単にして
と返せばOKです。
Excelの問題を「探す」のではなく、自分に合わせて作り直してもらう。
まずは1問だけ、試してみるところからで十分です。
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