ChatGPTでExcelの損益分岐点を計算する方法
「売上はいくらあれば
赤字にならないのか
知りたい」
「損益分岐点を
Excelで計算したいけれど
式がよくわからない」
そんなときは
ChatGPTを使って
Excelの計算表作りを
手伝ってもらえます。
結論からいうと
固定費、変動費
売上高などを
ChatGPTへ伝えれば
Excelで使える
損益分岐点の計算表を
作成できます。
損益分岐点とは
売上と費用が同じになり
利益が0になる
売上の水準です。
中小企業基盤整備機構の
J-Net21でも
損益分岐点を考える際は
費用を固定費と
変動費に分けると
説明しています。
損益分岐点とは
赤字と黒字の境目です
損益分岐点は
事業の売上が
どこまで増えれば
赤字を抜けられるかを
確認する指標です。
まず費用を
固定費
変動費
の2種類に分けます。
固定費とは
売上が増減しても
比較的一定額が
発生する費用です。
たとえば
店舗の家賃や
一定額の人件費などが
該当します。
変動費とは
売上や販売量に応じて
増減する費用です。
商品の仕入れや
原材料費などが
代表例です。
損益分岐点では
売上から変動費を引いた
残りで固定費を
まかなえるかを見ます。
基本の計算式を
先に理解しておく
損益分岐点売上高は
一般に次の考え方で
計算します。
損益分岐点売上高
=固定費
÷限界利益率
限界利益とは
売上高から
変動費を引いた金額です。
限界利益率とは
売上高のうち
限界利益が占める
割合のことです。
たとえば
売上高100万円
変動費60万円
なら
限界利益は
40万円です。
限界利益率は
40万円÷100万円で
40%になります。
固定費が20万円なら
20万円÷40%で
損益分岐点売上高は
50万円です。
売上高が50万円なら
計算上は利益が
0になるという意味です。
最初にExcelへ必要な項目を用意する
初心者なら
まず次の項目だけで
表を作れます。
・売上高
・変動費
・固定費
・限界利益
・限界利益率
・損益分岐点売上高
・利益
表を複雑にする前に
この7項目が
正しく計算できるかを
確認しましょう。
店舗別や商品別に
分析したい場合は
あとから列やシートを
追加できます。
ChatGPTで作る
損益分岐点表の手順
まずChatGPTへ
作りたい内容を
具体的に伝えます。
例として
次のように依頼します。
「Excelで使える
損益分岐点の
計算表を作ってください。
売上高、変動費
固定費、限界利益
限界利益率
損益分岐点売上高
利益を表示してください。
限界利益は
売上高-変動費
限界利益率は
限界利益÷売上高
損益分岐点売上高は
固定費÷限界利益率で
計算してください」
このように
必要な項目だけでなく
計算式まで伝えると
意図を明確にできます。
現在の
ChatGPT for Excelでは
Excel内のサイドバーから
自然な文章で
表や数式の作成
更新や説明を
依頼できます。
またChatGPTは
.xlsxや.xlsなどの
スプレッドシートを
読み込んで分析し
表やグラフを
作成できます。
実例で見る
損益分岐点の計算
例として
小さな店舗を
想定します。
月の売上高が
100万円
変動費が
60万円
固定費が
30万円だとします。
まず
100万円-60万円
なので
限界利益は
40万円です。
次に
40万円÷100万円
なので
限界利益率は
40%です。
損益分岐点売上高は
30万円÷40%
となるため
75万円です。
つまり
この条件では
月の売上が
75万円のときに
利益が0になります。
売上が100万円なら
100万円
-60万円
-30万円
となり
利益は10万円です。
これは説明用の
架空のケースです。
実際には
自分の事業の数字を
入力してください。
Excelのゴールシークでも
損益分岐点を探せる
計算式を
直接使う方法以外に
Excelのゴールシークも
利用できます。
ゴールシークとは
目的の結果になるように
1つの入力値を
Excelが逆算する機能です。
Microsoftによると
ゴールシークは
求めたい結果を指定して
その結果を生み出す
入力値を探す
What-If分析の
機能です。
たとえば
利益=
売上高-変動費-固定費
という数式を
作っておきます。
そのうえで
Excelの
「データ」
「What-If分析」
「ゴールシーク」
を開きます。
目標セルには
利益のセルを指定し
目標値を
0に設定します。
変化させるセルには
売上高を指定します。
Excelが
利益0になる売上高を
逆算してくれます。
ただし
ゴールシークで
変更できる入力値は
基本的に1つです。
売上の変化を複数パターンで比べる
「売上が80万円なら」
「100万円なら」
「120万円なら」
というように
複数の条件を
比較することもできます。
Excelには
データテーブルという
What-If分析機能があります。
データテーブルとは
1つまたは2つの入力条件を
変化させながら
結果を一覧表示する
Excelの機能です。
たとえば
売上高を変えて
利益
損益分岐点との差
などを
比較できます。
ChatGPTへ
「売上高を
50万円から
150万円まで
10万円刻みで変えて
利益を比較する表を
作ってください」
と依頼してもよいでしょう。
固定費と変動費を
間違えないよう注意する
損益分岐点で
初心者がつまずきやすいのが
費用の分類です。
たとえば
人件費だから
すべて固定費とは
限りません。
売上や勤務時間に応じて
変化する費用なら
変動費として
扱う場合もあります。
逆に
毎月ほぼ一定なら
固定費として
考えることがあります。
どちらに分類するかで
損益分岐点も変わります。
そのため
ChatGPTへ費用名だけを渡し
「これは全部
自動で分類して」
と任せるのではなく
実際の発生の仕方を
確認してください。
売上高だけでなく
販売数量でも計算できる
商品を
1種類だけ扱う場合などは
損益分岐点を
販売数量で
考える方法もあります。
たとえば
販売価格1,000円
1個あたり変動費600円
固定費20万円
なら
1個売るごとの
限界利益は400円です。
20万円÷400円で
500個になります。
つまり
この条件では
500個売ると
利益が0になる
計算です。
複数の商品を
異なる利益率で
販売している場合は
単純な1商品モデルでは
正確に表せません。
商品構成を考えた
別の計算が必要です。
ChatGPTでの損益分岐点FAQ
Excelが苦手でも計算できますか?
基本的な表なら
ChatGPTに目的を伝えて
数式作成を
手伝ってもらえます。
「利益0になる売上を
計算したい」
と伝えるだけでも
必要な項目から
相談できます。
今あるExcel表も分析できますか?
対応する
Excelファイルなら
ChatGPTへアップロードして
分析できます。
OpenAIは
明確な列名を付け
1行に1件のデータを
まとめた形式を
推奨しています。
固定費が増えたらどうなりますか?
他の条件が同じなら
損益分岐点売上高は
高くなります。
固定費を
まかなうために
より多くの限界利益が
必要になるためです。
値下げした場合も計算できますか?
できます。
ただし販売価格を下げると
限界利益率が変わるため
損益分岐点も
変化します。
価格と販売数量の両方が
変わる場合は
複数条件で
比較するとよいでしょう。
ChatGPTの結果をそのまま使えますか?
確認してから
利用してください。
OpenAIも
ChatGPT for Excelでは
数式や変更内容を
確認してから
利用するよう
案内しています。
まず3つの数字を用意して計算する
初めてなら
まず直近の数字から
売上高
変動費
固定費
の3項目を
用意してください。
次にChatGPTへ
「この3つから
限界利益率と
損益分岐点売上高を
計算するExcel表を
作ってください」
と依頼します。
完成したら
手計算した数字と
Excelの結果を
照合してください。
さらに必要なら
ゴールシークや
売上別の比較表を
追加しましょう。
まとめ
ChatGPTを使えば
Excelで使える
損益分岐点表の
設計や数式作成を
支援してもらえます。
基本になるのは
固定費
変動費
限界利益率
の3つです。
損益分岐点売上高は
固定費を
限界利益率で割って
求められます。
ただし
費用の分類を
間違えると
結果も変わります。
まず自社の
売上高、変動費
固定費を整理し
簡単な表で
計算を確認するところから
始めてください。
参考情報・出典
出典元:
中小企業基盤整備機構
確認内容:
損益分岐点
固定費、変動費
限界利益について
URL:J-Net21「損益分岐点を使った目標売上高」
出典元:OpenAI
確認内容:
Excel内でChatGPTを使い
表や数式を作成する
機能について
URL:ChatGPT for Excel and Google Sheets
出典元:OpenAI
確認内容:
Excelファイルの
読み込みと分析について
URL:ChatGPTによるデータ分析
出典元:Microsoft
確認内容:
ゴールシークによる
目標値の逆算について
URL:Use Goal Seek to find the result you want
出典元:Microsoft
確認内容:
What-If分析と
データテーブルについて
URL:Calculate multiple results by using a data table
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