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AIでネーミングを考える方法|商品名やサービス名を効率よく作る手順

検索者がネーミングで悩む理由

新しいサービス、ブログ、会社、商品などの名前を考えようとしても、なかなか良い案が浮かばないことがあります。

AIに「名前を考えて」と頼めば大量の候補を出せますが、それだけでは実用的なネーミングになりません。

響きが良くても意味が伝わらなかったり、すでに似たサービスが存在したり、商標として登録されていたりする可能性があるからです。

そのため、AIは「名前を決める機械」ではなく、「候補を大量に作り、方向性を探る道具」として使うことが重要です。

先に結論

AIでネーミングを考えるなら、「20個考えて」で終わらせず、目的、対象者、伝えたい価値、名前の長さ、雰囲気、避けたい表現を最初に指定してください。

その後、候補を絞り込み、意味、発音、検索性、既存名称との重複、商標を人間側で確認します。

最も重要なのは、AIが生成した名前だから自由に使えるとは限らないことです。

日本ではJ-PlatPatを使って商標の出願・登録情報を検索できます。名称だけでなく「称呼」、つまり名前を声に出したときの読み方から似た商標を調べる機能もあります。

AIによる発想と、実際に使用できるかの確認は別工程として扱う必要があります

超簡単な説明

ネーミング作業は「発散」と「収束」に分けると分かりやすくなります

発散とは、可能性を広げて候補をたくさん出すことです。

収束とは、その中から目的に合った候補だけを残すことです。

AIが特に得意なのは発散です。

たとえば「親しみやすい」「高級感がある」「未来的」「日本語中心」「英語風」など、方向を変えながら大量の候補を生成できます。

一方で最終的な商標確認や、自社ブランドとして本当に適切かという判断までAI任せにするべきではありません。

AIでネーミングする手順

まず名前を考える対象を説明します。

たとえば、

「初心者向けにAIの使い方を解説するWebサイトの名前を考えてください」

だけでも候補は出ます。

しかし、さらに条件を加えます。

「対象はAI初心者。難しそうに見えないことを重視。日本語または短い英語。6文字前後を中心に30案。各候補に名前の意味と狙いを付けてください」

このように指定すると比較しやすくなります。

OpenAIも、プロンプトでは目的や背景、希望する結果、形式、スタイルなどを具体的に指定することを推奨しています。

次に、出てきた候補をそのまま採用せず分類します。

「親しみやすさ重視」「専門性重視」「覚えやすさ重視」「造語」に分けてもらうと、自分が求めている方向が見えてきます。

その後、

「この中から短く覚えやすいものだけ10個残してください」

「似た意味の候補を統合してください」

「日本語で発音しにくいものを除いてください」

と繰り返します。

一度で完成させるのではなく、候補を見ながら条件を修正していく方法です。

実例

たとえば新しい家計管理アプリの名前を考えるとします。

最初から、

「家計管理アプリの名前を10個」

と入力すると、方向性がバラバラになりやすくなります。

そこで、

「20~40代向けの家計管理アプリ。面倒な家計簿を簡単に続けられることが特徴。堅苦しい金融用語を避け、短く親しみやすい名前を30個。日本語系10個、英語系10個、造語10個に分類し、それぞれ意味も説明してください」

と条件を与えます。

次に候補を見て、

「この中から、口頭で一度聞いたときに覚えやすい候補を10個に絞ってください」

と依頼します。

さらに、

「残った10個について、読み間違えやすさ、意味の分かりやすさ、サービス内容との関連性を比較してください」

と進めます。

こうすると「ひらめきを待つ作業」だったネーミングを、比較可能な工程へ変えられます。

失敗・注意点

最大の失敗は、AIが出した名前を検索せず、そのまま採用することです。

AIは商標登録の可否を保証する機能ではありません。

候補が決まったら、検索エンジン、SNS、アプリストアなどで同名・類似名称が使われていないか調べます。

さらに事業で利用するならJ-PlatPatも確認します。

J-PlatPatの商標検索では、商標名や称呼などから出願・登録情報を検索できます。

また、簡易検索だけでは検索対象が限定されており、J-PlatPat自身も、漏れのない詳細な検索には法域別検索サービスを利用するよう案内しています。

つまり「検索したら同じ名前がゼロだったから安全」と即断するのも危険です。

もう一つの失敗は、格好良さだけで選ぶことです。

英単語を組み合わせた名前が格好良くても、読み方が分からなければ口コミで伝わりにくくなります。

反対に説明的すぎる名前では、他サービスとの差を出しにくくなる場合があります。

意味、発音、記憶しやすさ、独自性という複数の軸で評価する必要があります

FAQ

AIだけで商品名を決めても大丈夫ですか?

候補生成には使えますが、最終決定をAIだけで行う方法はおすすめできません。

既存サービス、ドメイン、SNSアカウント、商標などを別途確認する必要があります。

何個くらい候補を出せばいいですか?

絶対的な適正数はありません。

重要なのは数そのものより、異なる方向性を比較することです。「日本語」「英語」「造語」のようにグループを分けて生成させると比較しやすくなります。

AIに商標チェックも頼めますか?

商標制度の説明や検索方法の整理には利用できますが、登録可能性をAIの回答だけで確定するべきではありません。

J-PlatPatなど実際のデータベースを確認してください。重要な事業名で判断が難しい場合には、弁理士への相談も選択肢になります。

良い名前の条件は何ですか?

すべての商品に共通する絶対的な正解はありません。

そのためAIには「良い名前を選んで」と頼むより、「覚えやすさ」「読みやすさ」「意味」「独自性」「商品との関連性」のように評価基準を明示するほうが比較しやすくなります。

次にやること

まずAIへ「名前を10個考えて」と頼む方法をやめて、ネーミングの条件を文章にしてください。

誰向けなのか、何の商品なのか、どんな印象を与えたいのか、避けたい言葉は何か、文字数はどの程度かを決めます

その条件から30~50案程度を発散させ、方向性を選び、さらに候補を絞ります。

最後に既存サービスと商標を確認します。

AIネーミングの本当の強みは、AIが天才的な名前を一発で思いつくことではありません。

人間だけなら数案で行き詰まりやすいところを、異なる方向から多数の候補へ展開し、「なぜこの名前がいいのか」まで比較できることです。

AIに決めさせるのではなく、AIで選択肢を広げ、人間が絞り込み、最後に権利関係を確認する。この分業がネーミングでは最も重要です。

特に商標確認では、J-PlatPatの商標検索が実際に「商標名」「称呼」から出願・登録情報を検索できるため、記事と直接関係します。

関連URLはこちらの3つです。

OpenAI「ChatGPT向けプロンプトエンジニアリング」

J-PlatPat「商標検索」

J-PlatPat「簡易検索」

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